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2026.04.25
「みんなのオシゴトークinひらっくVol.1〜好きなことを活かして働くには?」の様子をレポート!
「みんなのオシゴトークinひらっくVol.1の様子をレポート!

2026年1月28日(水)にオープンイノベーションスペースにて、「みんなのオシゴトークinひらっくVol.1〜好きなことを活かして働くには?」を開催しました。

今回は、コワーキングスペースビィーゴのコミュニティーマネージャー(ひらっくのスタッフも兼任)浅川水音氏がゲスト。現在の仕事や人生のターニングポイントになった出来事を中心にお話していただきました。
この日の聞き手、進行役を務めたスタッフながはらが当日の様子をレポートします!参加されなかった方もぜひご覧ください。

みんなのオシゴトークinひらっくとは?
みんなのオシゴトークは、2022年4月から枚方市駅前のコワーキングスペース「ビィーゴ」で開催しているトークイベントです。

毎回テーマを決めてゲストの方に働き方やライフスタイルについてお話していただいています。お仕事に関するぶっちゃけトークやなかなか聞けない素朴な質問もできるのが特徴。これまでに、教育、女性の働き方、複業などのテーマで開催しました。
枚方市立生涯学習交流センター・市駅前図書館等ビィーゴ以外でも開催していますが、ひらっくでの開催は今回が初めて。今後は、オフィス入居者、インキュベートルーム入居者の方など地元で起業されている方、フリーランスで活動されている方をゲストにお呼びする予定です。
トークをまとめたZINE制作予定
将来的には、イベントのトークをまとめたZINEを制作したいと考えております。実際に制作できるかどうかは現時点で未定ですが、活字化に耐えるような質の高いインタビューにしていきたい!と思っています。お楽しみに!

当日の流れ
当日は以下のような流れで行いました。
・オープニングトーク
・自己紹介
・トークセッション&質問タイム
・エンディングトーク
自己紹介タイム
まずは参加者の方の自己紹介。お名前、住んでいる場所、お仕事(普段されている活動)についてお話していただきました。
今回は、なんと、メキシコ在住の方が参加されていました。枚方ご出身で一時帰国中だったそうです。
その他にも、大学でスペイン語を勉強していたという方、関西外大出身の方がおられて、思いがけずインターナショナルな会になりました(笑)

自己紹介の後は、いよいよ本番!ゲストトークです。ここからは、私(スタッフ永原)が聞き手になって進めていきます。

コミュニティーマネージャーの仕事とは?

ー 本日のゲストの浅川水音さんです。水音さんは、枚方市駅前にあるコワーキングスペースビィーゴでコミュティーマネージャーをされています。さっそく、水音さんの人生を振り返っていきたいと思います。まずは、コワーキングスペースのコミュニティーマネージャー(コミュマネ)の仕事について。まだまだ一般的な職業じゃなくて、人それぞれに違ったコミュマネ像があると思います。ここでは、水音さんが考えるコミュマネ像について説明していただけますか?
浅川:「コワーキングスペースにはいろんな人がいて、普段出会えないような人と出会えて、そこから刺激を受けたり、ひょっとしたら一緒に仕事をする関係になったりするかもしれない。コワーキングスペースってそんなポテンシャルのある場なんです。
でも、自然とはつながらない。そこで、コミュニティーマネージャーが出てきて、この人とこの人が繋がったら面白いんじゃない?って感じで直接人と人をつなげたり、交流会のような場を設けたりしているわけです」

「私の履歴書」をもとにトーク!
続いて、あらかじめ作成してもらった「私の履歴書」をもとに、浅川の人生について振り返ります。

ー 簡単に自己紹介をお願いします。
浅川:「浅川水音。ギリギリ昭和生まれの39歳です。枚方生まれの枚方育ち、一時期北京に住んでたこともありますが、それ以外はずっと枚方に住んでいます。高校時代に演劇と出会い、現在も活動を続けています。
ただ、現在は一般の方向けに普段自分が日常に慣れしてしまって、忘れてしまってる感覚とか、わくわくさとか、緊張感も含めてそういったものをちょっと思い出してもらう体験型にシフトしています」

さらに、人生の浮き沈みを表す「人生グラフ」についても深掘りしていきます。縦軸が人生の充実度、横軸が時間を表しています。やはり、グラフが上がっているところ、下がっているところに面白いエピソードが多いのでそこを中心に質問していきました。
中国で感じた言葉の壁
ー 小学校の時に一気にグラフが下がってますね。これはどんな出来事があったんですか?
浅川:「僕は、お母さんが中国人で、幼少期に何度か中国に連れて行かれたんですね。そのおかげで中国語が少ししゃべれるようになりました。ただ、小学校4年生の時に中国に転校させられたんですけど、その歳になってくると言葉の壁もすごくあって何やっているかさっぱりわからないんですよ。向こうの教育レベルが高すぎて、小4なのに小3の学年に編入させられたんですけどね。それで、とにかく帰りたいと思っていた記憶がありますね(苦笑)」
15歳 演劇との出会い

ー 逆にグラフが急上昇したのは、15歳の時。演劇と出会ってますね。
浅川:「地元の府立長尾高校で演劇部に入りました。当時、枚方市内の高校は演劇部の活動が盛んだったんですよ」
ー じゃぁ、3年間は演劇部の活動に没頭した感じですか?
浅川:「そうですね。夜9時まで学校にいて、その後もファミレスで(演劇の)勉強をして、深夜2時に家に帰るって生活をしていました。なんかげっそりしてました(笑)。もっとも、長尾高校の演劇部自体は1年で辞めちゃったんですけどね」
ー え?それからはどうしてたんですか?
浅川:「隣の牧野高校の部活にしれっともぐり込んで活動していたんです。顧問の先生もなんかおるなって気づいていたけど、ずっと触れずにいてくれて。そのまま公演もしたという(笑)。今から考えたら無茶苦茶なことしてましたね」
ー 演劇部では、いわゆる俳優をやっていたんですか?
浅川:「俳優もやっていたんですが、面白かったのは照明・美術・舞台装置などの裏方。演劇部って裏方業務がえげつないんですよ。先ほど言ったファミレスで深夜までやっていた勉強というのはほとんど裏方についてですね。僕は冗談で無賃労働って言ってるんですが、擬似的な社会生活を送ってるというか、なんか大人っぽい感じで・・・。労働しているような部活だったけど、(社会人を)先取りしているようなところが楽しかったんですよ」
劇団活動をした20代

ー 高校卒業後はどんな生活をしていたんですか?
浅川:「アルバイトをしながら演劇活動を続けてました」
ー 将来的には演劇関係の仕事に就きたいと考えていたんですか?不安はなかったですか?
浅川:「その時は、将来演劇関係の仕事につきたいと思っていました。というより、いつでもなれると思ってました(笑)。高校で学んだことって専門学校で学べること以上のものなので、業界では即戦力なんですよ!だから、「どうなっても食っていけるし」って感じで不安はなかったですね」
30歳 演劇から離れる
ー そんな水音さんですが、30歳で演劇から離れてますね。グラフもここで急降下しています。なにがあったんですか?
浅川:「やっぱり経済的にも精神的にもどんどん弱っていくんですよ。僕は、小さい頃から人間らしく生きていきたいって思っていたんですよ。そして、社会に出ることは人間味を失ってしまうことだと捉えていた。でも、演劇は人間らしくできる仕事だからと思って続けていたけど、意外とみんな人間味を失っているなぁ、と。そんな感じで自分のビジョンとずれてきたところがあって、経済的にも苦しかったので、現場を離れることになったという・・・」

ここまで、人生グラフをもとに浅川の人生を30年分振り返ってきました。このまま続けても面白いのですが、この後に現在の仕事につながるターニングポイントがあったということで、次のコーナーへ。
写真で振り返る人生のターニングポイント
次のコーナーは、写真で振り返る人生のターニングポイント。ここでは、3枚のスライドで人生のターニングポイントとなるできごとについて語ってもらいました。
1枚目 地元のイベントに参加

1枚目は、地元のイベントに参加と書かれたスライドです。ここでは、枚方T-SITEで開催されたイベントが紹介されていました。元TBSプロデューサー角田陽一郎さんの著書『「好きなことだけやって生きていく」という提案』を題材にした読書会です。
ー 水音さんがこの写真を選んだ理由はなんですか?
浅川:「このイベント参加をきっかけに、地域のいろんなイベントに参加するようになりました。そこで知り合った人と仲良くなって、一緒にプロジェクトをしたり、また違うイベントに参加したり・・・そんななかで、ビィーゴ創設メンバーとも出会うんです」
ー そもそも、なんでこのイベントに参加しようと思ったんですか?
浅川:「演劇を辞めたときに、やっぱり何がしたいかというと枚方で何か楽しいことをしたいという思いが漠然とあって・・・演劇も一つのイベントなんでそれを作ることを考えていた時に、先輩からもっと地元に目を向けてみたらと言われて、初めて参加した地元のイベントがこれなんですよ。」
ー 補足しておくと、このイベントは私が枚方T-SITEで働いていた時に企画したものなんです。水音さんはその後も、読書会とかワークショップとか私が企画したイベントに参加していただきましたね。やはり、イベント参加は大きかったですか?
浅川:「大きかったですね。これがもう本当ここからスタートしたって言っても過言じゃないです。ここから本当いろんなイベントに参加するようになって、あっという間にいろんな方とつながっていったっていう感じです」
ー 枚方T-SITEができて今年で10年。水音さんが参加してくれたイベントが7年前。当時はまだ枚方で今やっているようなイベントってそんなになくて、私も東京や大阪など全国のイベントに参加しつつ、手探りでやっていた気がします。
浅川:「そうですよね。あまりなかったですよね。だから敷居も高い(笑)。でも、それだけに熱量の大きい人が集まってきて、お客さんが面白い!」
ー 結構、お客さん同士が仲良くなることも多かったですね。あとは、お客さんとしてきて下さった方に講師になってもらったこともあるし・・・手前味噌ですが、面白い場所が作れていたと思います。

2枚目 司会・進行
2枚目は、司会・進行と書かれたスライド。ここでは、アサカワが司会進行したイベントの写真が紹介されていました。

ー さて、ここではビィーゴでのイベントの写真が並んでますね。これについて説明する前にビィーゴに入ったキッカケを教えてもらえますか?
浅川:「先ほどいろんなイベントに参加するようになったという話をしましたが、その中に、以前ビィーゴの立ち上げメンバーが運営していたコワーキングスペースがありました。そこで、まちづくり系のイベントに参加して、プロジェクトにも関わらせてもらってました。
その後、いろいろあって、2019年9月にビィーゴがオープンするんですが、その時のイベントが印象に残っています。イベントスペースに200人以上の人が集まっていてものすごい活気でした。そこに枚方内外の面白い人が集まっていて、コワーキングスペースってポテンシャルがある場所だなと思ったんです」

(オープニングイベントの様子)
ー そこで、利用する側から運営に変わっていくわけですね。それで、2021年9月からビィーゴスタッフになったと。
浅川:「しばらく間が空きました。その間もずっと何らかの形で関わりたいと思っていたんですけどね。コロナ禍で仕事を失うことになって、その時にたまたまビィーゴのスタッフ募集を見つけて。これは応募するしかない!と」
ー 何事もタイミングですね。
浅川:「ですね」
ー その時は、コミュニティマネージャー的なことをやりたいというのはありましたか?
浅川:「全然。そういうポジションがあるの知らなかったですしね(笑)。やりたいことをやらせてもらったらってぐらいでした。あと、いろんな人と知り合いたいというのはありました」
ー イベントの司会をやりたいというのはもともとあったんですか?
浅川:「イベントを企画したいというのはありました。司会に関しては、もともと演劇をやっていたので、人前に立つのは得意というか。できそうやなって(笑)。それでやっているうちに得意になってきた感じですね」
ー 一緒にたくさんイベントやりましたよね。私も、結構イベントで司会をやることが多いのですが、スタイルが違いますよね。私の場合、元々が記者・ライターなので、話を聞くことは好きなんですけど、司会というよりは取材している感じなんです。水音さんは、演劇をやっているからまた違う感じなんですよね。
浅川:「そうですね。私の場合、芸人的というか・・・全体の盛り上がりとか温度感とか、それによってどう進行を変えるかみたいな、なんか構成を頭の中で展開しながらずっと司会したり、そういう目線でものを見てますね」

3枚目 取材・インタビュー

ー 3枚目は、「取材・インタビュー」と題したスライドです。
浅川:「私は、ビィーゴを運営している合同会社PicnicWorkという会社に今勤めていて(注:イベント当時)、そこで、『ひらいろ』というフリーペーパーにも関わっていました。それでいろんな枚方の方々に取材をさせていただきました。ビィーゴの会員さんにもインタビューさせていただいて、いろんな仕事や働き方について知ることができましたし、それを発信することもできました」
ー 司会はまだ演劇活動の延長線上にある感じですけど、取材・インタビューはどのような感じで取り組まれていたのですか?
浅川:「もともと好奇心は強い方だったので、もっと枚方について知りたい、発信したいという気持ちがありました。30歳まで演劇をやっていて、ちょっと社会から外れているというか・・・常識知らずみたいなところがあって、それがコンプレックスだったんですね。
だから、もっといろんな働き方、生き方をしてきた人たちの人生を知って自分の糧にしていきたいし。 自分と似たような境遇の人がいたらこういうのを見ていただくことで、何かね、ちょっとヒントを得てもらえたらいいなみたいな思いがあって取り組んでたって感じですね。 それが個人的な動機です」
ー コワーキングスペースっていろんな働き方をしている人がいますよね?私は、両親が公務員で親戚も教師とかみんなレールの上を走ってるなって人ばかりなので、そこから外れて自由に生きていいんだって勇気をもらえています(笑)
浅川:「それもコワーキングスペースっていう場所が何か受け皿になってもらえるのかなっていう期待感はありましたね。 何か自分で仕事を生み出してもいいし、もっと自由なワークスタイルワークライフスタイルを持っていいんだろうなっていう。 そういう期待感も持ってコワーキングスペースという業界に飛び込んだっていう感じですね」

ー こうやってみると、ミトさんの仕事もユニークですよね。定型化されないというか、求人票に載っていないというか・・・
浅川:「何か好きなことをやってったら、ちょっとでも糸口がつかめたら、それが広がって職業になるんだっていう、感じはします。僕は、演劇をやってきた時もそうでない時も、ずっとそうやって生きてきたんです。些細なことで繋がってそれがすごく広がって、何かお仕事に繋がったり、人生が豊かになる繋がりになったり・・・そういう経験を何回もしましたね」

ミトさんのこれから
ー それでは、最後にミトさんの今後についてお聞きします。
浅川:「実は、3月10日で今の会社を退職するんです。辞めた後は、しばらくキャリアブレイクする予定です。いつまでというのは特に決めていないですね。
これからやってみたいことは、二つあります。一つは、演劇に関すること。演劇を通じて身体のことを学んできたので、それをやってみたい。もう一つはコミュニティに関すること。枚方にはいろんなコミュニティーがあって活発にやっているんですけど、そこにコミットしたいという思いがあります。まだふわふわしていますが、そんな感じですね」
ー ありがとうございました。ミトさんの今後が楽しみですね。
月一回のペースで開催!
「みんなのオシゴトークinひらっく」は、今後月一回のペースで開催。枚方で事業をされている方、フリーランスで活動されている方などをお呼びして、人生のターニングポイントについてお聞きします。ランチ会と同じく、お食事しながらリラックスして聞いていただけるイベントです。お気軽にご参加ください!!

具体的な内容については、ひらっくのホームページやSNS、館内ポスターをご覧ください。
